2012年2月24日金曜日

学生の合否をめぐる事情(その1)

僕が所属している大学の部署は理学療法士を養成するところで、学部の学生は卒業するための要件として「臨床実習」という科目を履修しなければならない。医療施設や福祉施設でプロの理学療法士の指導のもと、実際にお金を払ってサービスを受けに来る患者さんや利用者さん(施設によって呼び方は違うようです)に理学療法を行う。4年生の必修科目なので不合格となれば卒業はおろか留年です。うちの学費は半期で85万円ほどするので、1年やり直しとなると、半年休学したとしても最低これだけの学費がかかります。中古の車なら、軽く一台買えますね。後期の成績も提出して、ここ数日、科目によっては他の教員と来年度に向けてのプランニングをしているのですが、①実習に向けての合否の規準や、②実習に耐えうる力をどう身につけさせるか、といったことは、会議のテーマとしてよく出てくるんですね。(「その2」に続く)




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